2026.10.02
第9話 完璧ではないから、付き合い方が見えてくる
AIが間違えることを知ったからといって、AIが仕事で使えないわけではありません。
むしろ私は、AIを使い始めてから、これまで以上に多くの文章を作れるようになりました。
お客様へのメール。
不動産に関する説明文。
契約書や覚書の案。
BNIのプレゼン原稿。
そして、この「M-andの大冒険記」も、AIとのやり取りを通じて生まれています。
私一人では形にするまで時間がかかる考えを、AIは短時間で文章にしてくれます。
私が違和感を伝えれば、その理由を整理し、別の案を出してくれます。
これは非常に便利です。
しかし、便利であることと、すべて任せられることは同じではありません。
AIが作った文章は、最後に人間が確認する。
絶対に変えてほしくない部分は、明確なルールとして伝える。
重要な条件は、その都度確認する。
そして、AIが提案した内容を、そのまま正しいと思い込まない。
AIを「絶対に間違えない機械」として扱えば、間違えるたびに腹が立ちます。
一方で、得意なことと苦手なことがある仕事相手だと考えれば、付き合い方が見えてきます。
不思議なことに、AIへ細かなルールを説明する過程で、私自身の仕事の基準も明確になりました。
なぜ、この挨拶が必要なのか。
なぜ、この件名へ統一するのか。
お客様に、どのような行動を取ってもらいたいのか。
AIの間違いを直しているつもりが、実は私自身の仕事を整理していたのかもしれません。
次回へ続く。