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2026.10.08

【M-andの大冒険記】第4章 50年以上の建物は謎だらけ~違反建築なのか それとも既存不適格なのか~

第3話 さて何から始めようか

建ぺい率はオーバーしているように見える。
裁判所の資料には、増築という記載がある。
しかし、建築当時を知る人から十分な話は聞けない。

さて、何から始めようか。

こういうときは、思いついた結論に資料を合わせるのではなく、資料がそれぞれ何を示しているのかを整理します。

登記は、どの面積を記録しているのか。
建築確認では、どんな建物が計画されていたのか。
裁判所の資料は、何を根拠に現況を説明しているのか。
そして、実際の建物はどうなっているのか。

建ぺい率に使う「建築面積」と、登記や容積率で見る「床面積・延べ面積」も、分けて考えなければなりません。床面積の差だけで、建ぺい率超過の原因まで分かるわけではないのです。

数字を並べて、日付を並べて、建物の形と照らし合わせる。

私たちの調査は、家に残された手掛かりから、その歴史を解読する仕事でもあります。

そして行政の記録をたどるうちに、重要な言葉が出てきました。

「線引き前の建物」

次回へ続く。

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